施工計画の際は近隣住民にも配慮を。 最悪、弁護士絡みのトラブルに発展することも…

カーポートで近隣トラブル

カーポート屋根を原因とした近隣トラブルは残念ながら少なくありません。
1つは、隣民家との境界線に関わる揉め事です。
設置場所自体が隣接していたら直接の火種になるだろうし、施工後に変化した駐車のための切り返すコースにクレームがつくケースも多いようです。
これらのトラブルは法律に触れる可能性もあり、もちろん、施工側が訴えられる立場であるだけに無視できません。
施工後も気持ちよくカーポートを利用できると同時に、近隣の住民にもよりよい印象を与えられるように、十分な配慮を心がけるべきです。

近隣トラブルで最も多いのが柱の設置箇所によるもの。境界線ギリギリではなく、建築基準法を前提に場所を選択!

カーポートは建物と認識して境界線から距離を置いた設置計画を

別記事にて「カーポートは建物ではない」と記しましたが、コレは固定資産税の話です。
建築基準法では建物にカテゴライズされるのが基本的な考え方。
そして「建物は境界線から50センチの距離を保つこと」が定められています。
これが順守されなければ近隣の方も納得できないため、クレームは必至です(この話し合いでくれぐれも固定資産税を例に出さないように…)。
ただし、お隣の方もカーポートを隣接する箇所に設置する予定があるなら、お互いが納得できるのを前提にギリギリに配置するのもアリ。
この場合はそれぞれの話し合いが優先されます。

たかがカーポート屋根の設置…と思うのは早計です。事前の挨拶回りの際に計画を提示すれば、トラブルは大きく軽減!

事前の挨拶回りは効果絶大!

カーポート屋根にまつわるトラブルは支柱の位置に限りません。 施工後の主な変化として
  1. 日照時間
  2. 駐車時の切り返し方
  3. 屋根からの雨の滴り
の3点が挙げられます。 いずれも近隣の民家に影響が出ると考えられますので、事前にお伝えするのがよりよいと申せます。 カーポート屋根の設置はシンプルなものですが、それでもご近所への挨拶は基本ととらえ、その際に前述した設置後の変化・影響、工事計画を伝えるとトラブルは大幅に防止できるはずです。 施工業者が挨拶を代行してくれることが多いようですが、同行するのもいいですし、別のタイミングで訪問するのもアリです。 もちろん、施工計画中に何度か進展を報告するのがベストだと申せます。

これらのトラブルは未然に防ぐことを前提に、計画を進めましょう。
万が一訴えられてしまうと時間の負担は相当なものですし、罰金刑が下されることも十分に考えられます。
そして、近隣住民との摩擦を経た上での生活のしづらさは酷なものです。
法の順守を前提に、よりよい施工計画をお立て下さい。